スローアングラーズライフ ~atlantic night tales~ ウルトラQ外伝第2話完結 ミノルタCR503は アトランティックな夜の夜想曲・ハーレムノクターン

ウルトラQ外伝第2話完結 ミノルタCR503は アトランティックな夜の夜想曲・ハーレムノクターン


大変長らくお待たせしました。第2話、完結編です。

(前記事はこちら)
ウルトラQ外伝 第2話序章 戦慄のポンコチ・ウイルス・バンデミック・・トレイラー

お約束のオープニングから

ナレーション:これから30分、あなたは目はあなたの体を離れて、この不思議な時間の中に入っていくのです。
ULTRA Q Opening Tema


(前回までのあらすじ)
 北国で不穏な動きがあるとの江戸川由利子(毎日新報報道カメラマン)からの連絡で、万城目淳(星川航空パイロット)、戸川一平(パイロット助手)の二人は一の谷博士の研究室に向かった。
 そこで、一平は巨大スピニングの調査に行った時に密かに撮影した写真を見せた。
 すると、一の谷博士は驚愕し言葉を失った。
 「新種のポンコチウイルスが発生したかもしれない。」と語る博士の言葉。
 万城目と一平は、直ちにヘリで現地調査に向かったのだった。

(北国にて)
一平:先輩、到着しました。

万城目:一平、あの写真を撮った場所に案内してくれ。

一平:了解!なみ平さんの住む処ですよ。

万城目:由利ちゃんの言うとおり、カシャッという音が聞こえるな。

一平:こんにちは!なみ平さん。なんだか体調が悪そうですね。

なみ平:(苦笑しながら)このところ、夜寝られなくなっているんです。だから釣りにも行ってませんよ。実は超弩級の大型スピンキャストリールが出現したんです。
そのリールの研究ノートを纏めていたものでね。

万城目:そうだったんですか。

一平:小保方さんみたいですね。きっと大発見なんでしょうね。

なみ平:そう、大発見です。研究ノートの電子ファイルを一の谷博士に届けてください。ちょっと実物をお見せしましょう。

万城目:これですか!

一平:なんだか、とても臭いっすよ。

なみ平:これ以上近づかないで!・・腐ったグリスにポンコチウイルスが大繁殖しているかもしれないですよ。グリスはサンプリングおきましたから、一の谷博士に分析をお願いして下さい。

(一の谷博士の研究室にて)

万城目:博士、行ってきました。由利ちゃん調査は成功だ。

一平:やっぱり、あの時撮った写真の物体でしたよ。

由利子:一平さん、お手柄だったわね。

万城目:博士、なみ平さんから「研究ノート」と「ポンコチウイルスが繁殖しているかもしれないグリスのサンプル」を預かってきました。

一の谷:そうか!グリスは超低温で保存して、まずは、研究ノートを点検してみよう。

(一の谷、資料を読み・・)

一の谷:やはり“あれ”だったのか。既に絶滅したと思っていたのだか、この現代に再び現れるとは!

由利子、万城目、一平:「博士!一体なんですか?」

一の谷:1960年代後期に突如出現した、ミノルタCR503というスピンキャストリールだ。
 なみ平さんからの資料をプロジェクターに写すから、3人で見てみなさい。
 どうやらSTAP細胞の騒動が始まったので、巻き込まれないように、なみ平さんは公開を見送っていたブログ記事のようだ。
  ↓
(なみ平の資料)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ミノルタCR503とハーレムノクターンはアトランティックな夜の夜想曲
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

レディース アンド ジェントルメン!

アトランティックな夜にようこそ。

全宇宙のポンコチリール愛好家、とりわけスピンキャストリール愛好家の皆様、

大変長らくお待たせしました。

ミノルタCR503 超弩級 スピンキャストリールでございます。

まずは音楽 ハーレムの夜想曲( Harlem Nocturn )

1940年 Earle Hagen(アール・ヘイゲン)がラジオ番組のために書いた曲です。

後に歌詞も付けられました。

ノクターンとはクラッシック系の夜想曲のこと。

最近では、浅田真央選手のショートプログラム「ノクターン第2番(ショパン)」が知られています。

ハーレムノクターンは、クラッシック系の夜想曲のJAZZブルース版ですね。

つまり、ニューヨークはハーレムの夜想曲なんです。

日本人にはサムテイラーやデビッドローズの演奏でお馴染みでしょう。

曲名は知らなくてもね・・・。

それでは、ミノルタCR503の登場です。

その妖艶な姿を、ハーレムノクターンの調べと一緒に、とくとご観賞ください。

(ちょっとだけよ・・・♡♥♡♥)

Sam Taylor - Harlem Nocturne  (1955年)





以前の記事でミノルタブランドのリールは、釣り具業界に本格参入する前のリョービが1960年代後期に製造し「販売もしていた」という新仮説の記事を書きました。

当時スピンキャストは3機種。

その中で大型の高級モデルがCR503。

小型の廉価版:CR502


小型:CR501


大型:CR503


まずは外観。ZEBCO33と並んでいます。



ミノルタのスピニングに負けず劣らず斬新で奇抜なデザイン。

メタリックグリーンカラーはミノルタリールの共通色。

ベルカップも同色です。



格好良いSF調のデザインですね。

ベルカップが内側に窪んでいます。こんなの初めて見ました。

ローターとベルカップの間の空間を広げようとしているのです。

つまり、ライン放出時の抵抗を少なくする工夫なのでしょう。



ドラグはローター逆転方式。これはグッド。

ローターのピンは強度のあるカーボロイ素材が1本。ただし細いです。




ドラグ調整ホイールは5本の「★:スター型」ではなく、4本の十字型。

しかも大きい。

逆転ストッパー、ON-OFFの切り替えもできます。

OFFの時もハンドルを回すと軽いクリック音、ハンドル逆転時にはややかん高い音色に変わります。

ONに切り替えると、このクリック音にストッパーの別のクリック音が増し加わるのです。

どうやら、このリールは、逆転ストッパーOFFでローターとハンドルを逆転させてファイトすることを想定した作りになっているようです。

ハンドル周りのゴツいデザインはそういうことなんですね。

ゴツさはデザインだけでなく、重さも。

実測で420g。

僕の知る限りで、国産最大重量のスピンキャストリールです。

ダイワ・スピンキャストNo.2やロディーは400gで、最大だと思っていましたので、新種恐竜の化石を発掘した気分。

ABUMATIC290は400g未満ですから。



スプールは小さくて、表示ラインキャパは僅か4号100m。

こんなに大きいボディーなのに、期待したスプールオシュレーション機構はありませんでした。

これでは、身体は大きくても脳みそが小さい、やはり古代恐竜のような作り。

一体、何の用途だったのでしょう。

ミニカタログには「万能リール」と記載されています。ルアーフィッシングが広まる前の時代ですから、・・・ね。

米国でも、大きめのスピンキャストはナマズなどのちょい投げ釣りに使われていますから、なるほどと納得。

確かに、この重さは、ちょい投げの置き竿では、セットした竿の安定感は確かに抜群です。

そして、リールフットが大きくて、チャンピヨングリップのシートには装着できません。

ZEBCOのグリップにはOKでした。



ビッグフット・・・やはり怪獣。

ミノルタCR503は、スピンキャストリールでの実釣りの世界の奥深さを感じさせる、珍品中の珍品、草食系の巨大恐竜といえるでしょう。

では記事の締めに、僕の好きなヴォーカルバージョン。

こんな内容の歌詞なんですね。
============
なみ平のテキトー訳(一部)
============
Deep music fills the night
Deep in the heart of Harlem.
And though the stars are bright,
The darkness is taunting me.
ディープな音楽が夜を満たし
ハーレムの中心部にも深く満たす。
そして、星は明るくても
闇は私を嘲っている。

Oh, what a sad refrain,
A nocturne born in Harlem.
That melancholy strain,
Forever is haunting me.
ああ、何て悲しいリフレインなの
ハーレムで生まれた夜想曲は・・。
その憂鬱な重たさは
永遠に離ずに私を悩ます。

The melody clings
Around my heart strings
It won't let me go when I'm lonely.
I hear it in dreams
And somehow it seems
It makes me weep and I can't sleep.
メロディーはしがみついてくる
私の悩み事の周りに
私が孤独なときに、私は手放すことはない。
私は夢の中でも聞くわ
そしてどういうわけか、この曲は
私を泣かせ、眠らせてくれない。

============

それでは2つの歌唱

僕にとってはミノルタリール発見以上の価値。

マイアミ生まれ、カリフォルニアで活躍する、歌手兼女優。
シルビア・ブルックスSylvia Brooks
Sylvia Brooks sings Harlem Nocturn

 ↓
詳しくはフェイスブックでどうぞ。

Eddie Thomas Singers - Harlem Nocturne


以上、ミニルタCR503とハーレムノクターンはアトランティックな夜の夜想曲というお話でございます。

こういうリールを手にすると、夜、寝れなくなっちゃうんですよね~。


それで、早起き出来なくて、釣りに行きそびれちゃいます。

天気も悪いし。

ここまで、記事読んで下さり、ありがとうございます。

(あんたも好きねぇ・・・♡♥♡♥)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 

(再び、一の谷博士の研究室)

万城目:草食系恐竜のDNAを持った巨大リールだったんだ。

一平:そうか、そしてリールの、あのカシャッっていう音はミノルタカメラのDNAを受け継いでいるんですね。

由利子:なにを言ってるの。あなた一眼レフを使ったこともないくせに。

一平:それはそうだけど・・・由利チャンだって、いま、ハーレム・ノクターン状態だよ。

由利子:エッ?

一平:なみ平さんは由利ちゃんには気が無いのさ・・。真央ちゃんのファンらしいから。

(バチッ!という頬を叩く音)

万城目:おい、一平、いい加減にしろ。由利ちゃんも気を悪くするな。今は、お互いプロの仕事をしている最中なんだぜ。

一の谷:万城目君、その通りだ。私もポンコチウイルスについて研究を続けてみよう。サンプルが少なくて、研究の継続を諦めかけていたからね。

由利子:一平さん、ごめんなさい。博士、これからも万城目さんや一平さんが頼りになる存在ね。私も特ダネショットを撮れるよう頑張るわ。

一の谷:由利子君、万城目君、一平君、これからもよろしく頼むよ。一角獣のような未確認物体UMAも出没しているようだからね。
 しかし、これから何が始まるのか?ポンコチ怪獣同士の戦いが始まると、極めて危険なことになるかもしれない。

(ナレーション)
「北国に出現した未確認物体UMA、それは進化途上に絶滅した草食系古代恐竜の姿をした、日本の巨大スピンキャストリールだった。
そのギヤハウスには危険なウイルスが、腐ったグリスを栄養源として生き残ってたのです。それは日本の特定ポンコチだけでなく、あらゆるポンコチのウイルスに変異し、更には、万能ポンコチウイルスが出現しバンデミックが起きる可能性も否定できません。
 もしあなたが万能ポンコチウイルスに感染したら、その時から、釣り場に向かわずに、未知なる異次元の世界の中に入って彷徨い続け、ポンコチ・ノクターンを唄うことになるかもしれません。」


(クレジット・ロール)

     ―― END ――

そして(エンディング・ロールと曲)
DAVID ROSE - HARLEM NOCTURNE ハーレム・ノクターン
(1962年 アルバム「THE STRIPPER」).


北国は今日も雪でした・・・。

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6. Re:無題・・PEはNG

>フィッシャーマンさん
はじめまして
オールド・アブマチではPEラインはNGです。
数回の使用でローターやピンに傷が付き使用不能になることでしょう。
ナイロンラインが適しています。

5. 無題

スピンキャストについて教えてほしいのですが
自分はオールドアブマチックを買うつもりなのですが用途は陸っぱりオーバーハング打ち一つとショアキャスティング一つを考えてます
どちらもpeの1.5号前後の予定です何か良いのありますか?

4. Re:無題・・大昔には

>はっちさん
ムード歌謡曲で知られるサムテイラーですが、大昔にはJAZZも演奏していたんですね。
で、今回の記事に関連づけてみました。 

3. 無題

サムテイラー吹奏のサックスはかっこいいですね
わたしはあまり詳しくないですが、昔必殺シリーズの殺しのテーマをサムテイラーが演奏してたとのことで、中村主水はじめ仕置人の姿が思い出されます

涅槃で待ってるぜ(笑)

2. Re:ミノルタに

>モアザンさん
こんばんは
僕もブログ・HPで2つの記事しか見たことがありません。
本当にレアです。
どうしてこんなに大きいのか、なにか訳がありそうですね。

1. ミノルタに

スピンキャストがあるのは初めて知りました。
かなりレアなコレクションですね。
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