スローアングラーズライフ ~atlantic night tales~ 満月、ベタ凪の夜 僕は虎になる

満月、ベタ凪の夜 僕は虎になる

昨日の午後、久々に天候が回復、風は弱くしかも出し風。


仕事を終えてから急いでホームグラウンドへ直行です。




ホームには10月の鮭釣り以降、2ヶ月ぶり。


ホームでの投げ釣りは4ヶ月半ぶりです。


そして持ち込んだタックルは、グラス素材、黄色いサーフロッドと両軸リール。



レベルワインダーを取り外した、自称ABUサーフマスター7000。


赤にはPE2号と力糸PE5号、黒にはナイロン8号。


7000番両軸での投てきは実に6ヶ月ぶり。


夕ご飯までのほんの僅かな時間です。


何を狙うというアテはありません。


久々の投てきを楽しみます。


はじめはライナー気味だったり、方向が乱れたりしましたが、誰も居ないので問題ありません


何回か投げているうちに。スピニングの投てきとは違う、両軸リールでの感触が戻ってきました。


とはいえ、日没後の夕闇ですから結構スリルがあります。


あまり遠くに投げようと無理をせず、自然体で中距離キャスト。


この力まない感じが身につくと、徐々に遠投のウォーミングアップができるのです。


暗闇でのバックラッシュは致命的ですからね。


直ぐに暗くなってしまい、錘が飛ぶ状態は見えませんから、スイングもサミングも体で覚えた感覚が頼り。


アタリを待ちます。


海は、満月の大潮満潮の潮止まりから一気に下げに入る時間帯。


さて結果は。


初めは黒のセットに地味なアタリで、腹白の魚体。


自称キタノハラシロギス。



正式にはツマグロカジカ、地元ではギスカジカと呼ばれます。




最大40㎝、投げ釣りでは25㎝以下の小型がメイン。


これも25㎝弱。


普通はリリースですが、この魚の味噌鍋は良い味が出ます。


この小型ならお椀2杯分。


続いて、赤のセットに大きなアタリ。


茶色い北国系のツイード柄。


30数㎝のアイナメでした。



1時間ちょっとのレクリエーションを終えようとしているところに遠来のアングラーがやってきたので、僕は終了、撤収です。


自宅では、先日釣り上げたアイナメで作る中華 油淋魚(ユー リン ユウ)がてんこ盛りになっているんですね。


後ろを見ると、満月が出てきて海面を照らしていました。



今夕、僕は、この太く黄色いロッドが、暗闇で虎を射止める弓矢になったような感覚にとらわれます。


これは中島敦の短編小説からくるイメージ。


中島敦の短編小説、名人伝の紀昌(きしょう)や、山月記の李微(りちょう)になった気分。


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名人伝/中島敦のあらすじと読書感想文(ネタバレ)・・はこちら
http://www5b.biglobe.ne.jp/~michimar/hon5/29.html

山月記/中島敦のあらすじと読書感想文・・はこちら
http://www5b.biglobe.ne.jp/~michimar/book/021.htm
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この短編は道徳話のように取り扱われることもあるようですが、一面では狂気の世界を描いていると思います。


でも、僕は、夕ご飯の時間に帰るような、平凡なアングラー。


仕事でも趣味でも達人とか名人になるつもりはありません。


平凡に生きて、平和な家庭があればそれで充分です。

(海外の釣り紀行文学で知られる、某 有名小説家の家庭は大変だったそうです。)



そして厳冬期、防寒の目出し帽は


毛糸やフリース素材ではなく、こんな覆面も面白いかと・・・


黄色くぶっ太いサーフロッドの時には・・、虎だ、虎になるんだ!



「パーティグッズ」という通販サイトで、こんなモノを見つけました。

http://store.shopping.yahoo.co.jp/party-honpo/pw-25409s.html



これも狂気の世界。



でもね、僕はメガネなので、覆面はかぶれないんです。


あ~よかった。



お後がよろしいようで。


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