スローアングラーズライフ ~atlantic night tales~ フルーガースープリーム 3つの私的な謎のうち2つが氷解・・両軸リールのクラッチとドラグシステム

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フルーガースープリーム 3つの私的な謎のうち2つが氷解・・両軸リールのクラッチとドラグシステム

写真は米国フルーガー社、スープリーム 1960年代の小型両軸リール。


バス用のベイトキャスティングリールとして知られるクラッシックなリールです。


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales


ダイレクトドライブなのに、スプールだけが逆転するスタードラグシステム。


投てき時にはアンチリバース・クラッチを手動でオフにしますが、ハンドルも逆転します。

巻き取り時にはクラッチをオンにするとラチェット音がします

ドラグ作動時には、ハンドルは逆転せず、スプールだけが逆転します。


現代の両軸リールからすると、中途半端な機構ですが、味があります。


写真のリールは、1960年代に江戸前のキスやハゼ、アナゴなど船小物釣りに使われていたモノです。


実は、知人のお父様の遺品、つまり形見のリールを僕が受け継いだのです。


僕はオールド物が好きですが、コレクターではなく、実釣りとして、こういうノスタルジックな釣りを楽しみたいと思っています。



その中で、知的好奇心も湧いてきます。


知りたいと思っている事は3つ。


ひとつは・・両軸リールのスプールフリークラッチの誕生


ふたつは・・両軸リールのドラグシステムの誕生


みっつは・・ピストル型オフセットハンドルの誕生です。


このうち、スプールフリーとドラグシステムの歴史的発展については、研究記事が掲載されている日本語ウェッブサイトを教えて下さる方がいて、知ることができ、氷解しました。


要約すると・・こういうことです。


英国で誕生した両軸リールは米国でバス用の小型、海用の大型に進化。

オーシャントローリングではハンドルが逆転するのが最大の欠点だった。

ドラグシステムは幾つかの試行が行われ・・

遂に、ウィリアム・C・ボッシェンによりスタードラグ付きオーシャントローリングのリールが開発された。

1911年米国、スプールのONーOFFクラッチと、スプールのみが逆転するドラグシステムがセットで特許出願された。


1932年、特許が消滅した段階でPennや、 OceanCity などが創業し、廉価で販売することでスタードラグ付きリールが広まっていった。

アトランティックな夜 Atlantic Night Tales


更に検索してみると・・・オートリターンクラッチ誕生の経過も分かりました。


1951年、スエーデンのABUがオートリターンクラッチを発明し特許を取りました。

米国では1953年に特許が認可されたそうです。

後にアンバサダー5000と命名されたABUのレコード・アンバサダー リールです。


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales




この段階で現代の両軸リールは完成したのです。


以上はバスなどのルアー釣りのサイトではなく・・・

オーシャントローリング、及び、鯉釣りの各ウェッブサイトなんです。


BIG GAME
オフショア・スポーツ・フィッシングとスター・ドラグ誕生秘話

http://www.big-game.jp/big_blue/b4/b4_5/index_1.html

MFC JAPAN
ABU Lab - 第18研究室 「クラッチ」の発明

http://www.mcfjapan.net/abulab18.html



特許は米国では20年間有効ですから、ABUは1972年まで守られていたことになります。

その間、日本製のパクリもあったようですが・・、

米国の老舗メーカーはバス用両軸リールの製造販売では、さぞ苦労したことでしょう。


こういう経過の中にあっても、写真のフルーガー社スープリームを始め、ダイレクトドライブの両軸リールはバス用として数十年間生き残りました。

つまり、このクラシカルな味わいが愛され続けた・・ということなのでしょう。



さて・・僕の残すところは、ピストル型のハンドル、オフセットグリップの誕生です。


当時は上の写真に見られるように、スピニングのようなストレートグリップや更にトリガーが付いていたりしていたのですが

いつ、何処で、誰が、オフセットグリップを発明したのでしょうか。


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales アトランティックな夜 Atlantic Night Tales



知っている方がいましたらお教えください。


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4. Re:なるほどですね

>じゃこごうこさん

ようやく、胸のつかえがとれました。

1900年から1960年頃までのバス用のダイレクトドライブリールには惚れ惚れするお洒落なデザインの製品が沢山あります。
バス釣りの収集マニアの方には堪らないようですね。
プラグルアーのキャストでは太いシルクラインなどを使うそうです。

3. なるほどですね

二つの革命的機構は、そんなに古かったんですね。

しかし、ダイレクトリールは魅力的です。
ただ、キャストには向きませんね、サミングで火傷するし(笑)

2. Re:無題・・・ようやく

>Fishboneさん

ようやく、分かりました。

紹介した記事を読むと、サミングでは火傷、逆転時には指の骨が折れたそうです。

1972年の特許切れ以降、2500番や7000番など機種が増えたのは、追随する企業との差別化だったのでしょうね。

オフセットハンドルの開祖はヘドンかもしれないと思うのですが・・・当時のヘドンの事を記録した本が高くて買えません。

1. 無題

お~!貴重な釣具史の記事をありがとうございます! トローリングでハンドルが高速逆転するのはキケンですからね~ なるほど納得な誕生エピソードですね。トリガーグリップの存在を知ったのは小学生のころ読んだ釣りキチ三平タキタロウ編でした。田舎者だったので衝撃的でした(^^;)
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