スローアングラーズライフ ~atlantic night tales~ 小粋なリール ABUマチ小町

ABUMATIC270 中型スピンキャストの完成形 1974年

アブマチック270です。




製造は 1974年~1980年。 

世界一のスタンダードと僕が思うシンクロドラグ搭載の170をオートシンクロにグレードアップした製品です。


(1974年、英国のカタログ)








オシュレーション機構を始め、スプール、ローター、ベルカップの作りは170と同じで、共通部品としてコンバートすることができます。
(150とも互換性があります。)


オートシンクロは既に大型の280や290に搭載されていましたから、新しいドラグ機構ではありません。


僕はオートシンクロやシンクロドラグについてはあまり必要性を感じていませんでしたが、サケ釣りをするようになって、その価値を体験的に思い知ることになりました。


そして、270や290はスター型のドラグホイールが無いことで、真冬に3重のぶ厚い手袋をはめてハンドルを回しても、引っかかりがないのが何より嬉しいことでした。


270は大きなフォーグリップのあるオフセットタイプのダブルハンドロッドで、これからも真冬に活躍してくれるに違いありません。


僕はブルーメタリックのベルカップを取り外して、赤い170のカップで使っています。





170の黒と赤の配色やデザインは、雪の降る冬に使って楽しくなると思うからです。


もちろんブルーメタリックも銅色(カパー)も素晴らしいですけどね。


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ABUMATIC160 後期モデル 小型スピンキャストの完成型 1974年

今回の主題は、ABUMATIC160 後期モデル。


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales


1974年 英国版ABUカタログ Tght Lines '74


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales


写真は左から、ABUMATIC60、160前期、160後期


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales


1957年に誕生した赤いベルカップの小型スピンスピンキャストの名作


ABUMATIC60は、カップの色の違いで40とか60、140、141の番号でも1966年頃まで製造販売されました。


なかでも左ハンドルの141はマニアの中では有名なリールです。


その間、1961年に後継機種160前期が生まれます。


60と160前期の違いは・・。


ハンドルが白の丸型から黒の角型に。


ピックアップピンが1本から2本に。


ピン素材はカーボロイからステンレスに。


ローターは工具無しで取り外し可能となりました。・・この点は重要です。


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales


それでも、カップの形状など、前期の160の外観は60とほぼ同じです。


(前期160のリリースレバーは1961年~1970年までは白、1971年~1973年は黒です。)



翌1974年から1976年の僅か3年間ですが、最後のマイナーチェンジモデルが製造されました。


それが今回の記事の ABUMATC160 後期モデルです。


変更点は・・


カップ全面が丸みを帯びた鐘状から円錐状に変わりました。


リリースレバーが長くなりました。


カップの変更はラインリリース時の放出抵抗の減少でしょう。


カップが同形で良く飛ぶと評価の高いZEBCO33の影響を受けているかもしれません。


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales


リリースレバーが長く変更されたことで、手が小さく握力も弱い女性や子供達には、実に使いやすくなりました。


下の写真のように左手パーミングして、右手でハンドルを回し、右手でトリガーとリアグリップを握って素早く両手でキャストできます。


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales


つまり、スピニングリールと違い、スピンキャストリールは右利きの人は右ハンドルなのです。


写真のように左の人差し指はキャスト時にサミングもできます。


スピンキャストはサミングが出来ないとなどと言われていますが、実はできるのです。


重量は270g前後ありますが、両手で安定したキャストができるので気になりません。


このように見ていくと・・

僅か3年間だけ製造されたABUMATIC160後期モデルは小型スピンキャストリールの完成型と言えるでしょう。


私的には小型スピンキャストリールの最高傑作だと思います。

僕はバス釣りはやりませんが、欧州でパーチ、米国でパンフィッシュを釣るように、春告魚(メバル)釣りに小型スピンキャストを使います。


暖かい季節、小型スピンキャストを使ってのメバル釣りは、おおらかで実に楽しい釣りです。


ABUMATIC280  初のオートシンクロドラグ搭載のレアモデル 1970~1971年

ABUMATIC 280 です。


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales 



アトランティックな夜 Atlantic Night Tales 



ABUMATIC280は 1970年~1971年のわずか2年間に製造されたスピンキャストリールです。


シンクロドラグの「80」の基本スペックを継承し、ドラグ機構が、ハンドルから手を離すだけでドラグが弱まるオートシンクロ機構を搭載した、初のモデル。


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales 



重量360g位


糸巻き量は80や290と同じ。


40や70と同様、カーボロイ素材のピックアップピンが1本。


アトランティックな夜 Atlantic Night Tales 



70、170、80、290と同様スプールオシュレーション機構。


80、290と同じ、頑丈なダイキャスト金属素材のスプールです。


1970年代初頭の3桁モデル、160、170、270、290が製造される直前、・・・


わずか2年間という製造年数ですから、・・・


シンクロドラグの80からオートシンクロドラグの290への移行期のリールだと思います。


つまり80や290よりレアなリールなんです。


利点・欠点は80と同じですので、80の記事を参照してください。


オートシンクロドラグ機構は、ドラグを締め気味にして獲物を寄せ、取り込み時に設定したドラグテンションに自動的に変わるので、鮭などの大物釣りにはとても便利です。


僕は今では290を愛用していますが、大型のスピンキャストの面白さを知ることができた思い出のリールです。


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