スローアングラーズライフ ~atlantic night tales~ 懐かしのオールド・ロッド

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2カ月早いクリスマスプレゼント・・オールドスピニングが3本

ちょうど2カ月前、10月末のこと、仕事中に僕の携帯に電話。

9月に知り合った年配のベテランアングラーからでした。

今、僕のホームグラウンドに到着し夜釣りを始めるとのこと。

1カ月前に譲ってくれるという、オールドスピニングロッドを持ってきてくれたそうです。

僕は仕事を終えて、ピンポンダッシュでホームグラウンドに直行。

始めに、アルミのロッドケースに入った釣り竿。
キャップを見るとGarcia DX2404という番号。

IMG_0432 - コピー

70年代の5つ星、ファイブスターグレード、8フィートが入っているかも?

これに狂喜していたら、もう2本も車から出してきて、気に入るならこれも差し上げるとのこと。

合計3本のオールド・グラスロッドをプレゼントされました。

アルミケースに入っていたのがGarciaではなく

IMG_0424 - コピー

オールドABU。
ABU Conbino1 zoom  (写真上)
IMG_0428 - コピー

8フィートのスピニング。先調子のABU ZOOMとは違ってパラボリックアクション。
海外旅行先で買ってきて、川のサケ釣りに使っていたそうです。

さて2本目、3本目は・・
IMG_0425 - コピー

写真中。
2本目は国産、フェンウィックのコピー品みたいなスリーブオーバーフェルール。
6フィートのスピニング。ウエダUFM。

写真下。
3本目は、ラベルが剥がれて、メーカー不明の9フィート。
これは知人が、大昔使っていたサーモン用とのこと。
僕が3代目のユーザーになります。
タバコブランクと呼ばれるフェノール樹脂素材で、金属ジョイントの造りや精度が素晴らしい。1970年当時の国産ではここまでの造り込みはしていません。
リールシートやラインガイドもハイグレード。
ブランクにはかすかにU.S.Aらしき文字が残っています。

9月末に、僕がABUアトランティック竿とスピンキャストリールABUMATIC290でサケ釣りをしているのを見て、感激したそうで・・・、
オールド好きなことを話したところ、今は使わなくなったオールドモノを譲ってくれるとのことで、
物置の中から、わざわざ発掘してくれたのです。

クリスマスには2カ月早い、嬉しいプレゼントでした。
詳しい鑑定結果やインプレは、いずれ記事に書こうと思います。

スポンサーサイト

テーマ : 釣り
ジャンル : 趣味・実用

Eagle Claw Water Eagle 11ft サーフロッド2本継・・僕の心をワシづかみ

きっきっ来たー!、WAHAHA本舗じゃなくてフリッツ・フォン・エリック。


仕事から帰ると自宅に長い段ボール箱。


待ちに待った、サーフロッド、Eagle Claw Water Eagle 11ft です。



昨年の1月に同シリーズの13ftを使ってみて、とても良いので、また手を出してしまいました。



ポンコチストの悩みは、オールドリールは手に入れやすいのですが、オールドロッドで状態の良いモノが少ないことなんです。


ルアーやフライならまだありますけど、サーフキャスティングロッドでは使い倒されたりして、残っていないんです。


たまにフェンウィックやABUなどを見かけますけど、金属ガイドの腐食が酷かったりします。



でも、うれしいことに米国のイーグルクロウは、1970年代そのままみたいなグラス竿を今でも販売しているんですね。



当時の欧米のサーフロッドは長くても13ft11ft前後のロッドが多かったのです。


“日本の投げ竿より短いのは、どうしてなんだろうか?”


その訳が知りたかったんですね。、



まずはスペック


グラス素材100%。


使用樹脂はポリエステルで、その上に黄色の塗装。


2本継ぎのヘビーアクションで。


表示キャストウェイトは1・1/2oz~6oz。(11号~45号)。






重量は560gと軽量・・・13ftは840gでしたから軽く感じます(笑)。


ガイドはトップを含めて6点でセラミック素材の大きなリング。


振った感じでは13ftよりファーストテーパーでシャープなアクションみたいです。


30号前後の錘に適合しそうな固さです。



気になるリールシート位置は、13ftより5~6㎝ほど低め。


10㎝以上低いと思っていたので、これは嬉しい誤算でした。





本年のモデルなのでしょうか、EVAのグリップと、巻き糸は、どちらも青色から黒色に変更されていました。


ロッドエンドもゴムキャップから集成コルクに変更されていて、オシャレになりましたね。






混み合う足場の良い釣り桟橋(釣りデッキ)での投てきには、コンパクトなこの竿は使いやすそうです。


欧米人に比べればはるかに小柄な僕ですが、V字(着地)投法でも振り角度が広くとれますし、


人気の無いサーフでペンデュラムキャスト(回転投法)のタイミングも取りやすそうです。


合わせるリールは、もちろんオールドな大型スピニング。


あとは中小型の両軸リール。





僕の今期のサーフキャスティング、第3の助っ人は、


鉄の爪、アイアンクロウのフリッツフォンエリックではなく、イーグルクロウのショート・サーフロッド、ウォーターイーグル11ftでした。



既に僕のハートを”ワシづかみ”にしてしまいましたよ。

世界初のグラス竿と デコーディングコードは! シェイクスピア・ワンダーロッド SS603系

昨日の続きです。
 ↓

ポンコチ・スピニング・イズ・ビューティフル

西洋式釣り竿の革新は、スプリットバンブー、グラス、カーボングラファイトと素材の進化とともに進みました。


以前の記事で、明治時代に日本の丸竹によるルアー竿が米国に輸出されていたという記事を書きました。


その時に重いスプリットバンブーより軽い丸竹の竿は、後の中空グラスロッドのルーツではないか・・・、という考察(私見)も書き加えました。


中空グラスロッドは1947年米国シェイクスピア社により製造が始まったのです。


第二次世界大戦中にグラスファイバーを研究しているハワード博士(Dr Arther M. Howald)が、ポリエステル樹脂にグラスファイバーを浸して中空グラスのブランクを作り上げる技術を確立しました。


シェークスピア社はその技術を採用し、ワンダーロッド(Wonderod)として発売を開始したそうです。




製品の品質保障制度も確立し、商品に欠陥があった場合や、通常使用でロッドが壊れた場合は無償で修理交換を謳ったそうです。


更に、使用者の事情による竿の損傷でも、購入から5年以内であれば、4~6ドルで新品に交換するという保証まであったそうです。

(後に、セージやオービスでも、同じような保証がありました。)


その後、カーボングラファイト素材による革命、シェイクスピアのグラス竿はアグリースティックというグラスとカーボンの複合素材に軸足を切り替えたこともあり、ワンダーロッドは製造を終えます。

(以降のオールグラス竿は、日本製や韓国・中国製の下位モデルのみとなっていきます。)


ワンダーロッドは日本では1070年から1980年頃まで販売されていました。
ルアーブーム黎明期とグラファイトの素材革命の中にあって、おそらく不人気だったと思います。


それでも、ワンダーロッドは、最近、一部マニアの間で1950~60年代のフライロッドやベイトロッドが見直され、米国から中古を輸入して販売さているようです。


ワンダーロッドは、1970年以前の当時は40~50ドルもしたそうです。


1ドル360円の時代ですから、1万5千円から2万円。輸入されれば、国内ではそれ以上の価格で売られていたのでしょう。


円高の時代になってからは1万円前後まで下がったようです。


そんな長い歴史を持つワンダーロッドですが、国内では、フライロッドやベイトロッド、シングルハンドスピニングだけではなく、ダブルハンドのスピニングが極僅か、一部の地域で使われていたようです。

(おそらくイトウ釣りのできる地域だと思いますし、ABUやハーディー、フェンウィックより廉価で購入しやすかったからでしょう。)




写真は9フィートと8.5フィートのダブルハンド・スピニング・ロッド。


SS603系です。


重量は330gと315g。


カーボロイ素材のトップガイドとクロームメッキの金属ガイド。


コルク素材の太いグリップ。


金属のジョイント。

実は、金属ジョイントのダブルハンド。スピニング竿を数年間前から探していまして、他社も含めて何度かチャンスがありましたが、ようやく手にしたのです。

(シングルハンドはよく見かけるのですが・・・・。)


ルアーウェイトの記載はありませんが、21g前後のスプーンや20~23号錘を投げるのに良さそう。


ブランクは薄茶色で、縦に濃い茶色の線が入っています。これは木製の釣り竿の時代を思わせる、ノスタルジックなデザインだったと思います。

(ただ、こういう色使いと作り込みは日本人好みではなさそうですね。)


ワンダーロッドは他には、白、黄色、淡緑などの製品がありました。







これはポリエステル樹脂を使用していたため、顔料を樹脂に混和でき。外部塗装が不要だったという証です。


(注)フライロッドの写真はエンブリヲフライシステムさんのブログからの借り物です。
http://ameblo.jp/embryofly/entry-11501234545.html


そういえば、日本では1970年代頃から、ポリエステル樹脂素材のグラス竿が鳴り物入りで宣伝されていました。


それ以前はフェノールやエポキシ樹脂でしたから、おそらくポリエステル樹脂によるグラス竿製造は特許として米国シェイクスピアが独占していて、特許の期限が切れたのは1970年代初頭だったのでしょう。


ポリエステル樹脂素材で他社が追随し始めたことと、1976年に強壮なアグリースティックの製造が始まった年代は重なりますから、シェイクスピアはまた一歩先んじたわけです。


アグリースティックの時に金属ジョイントが廃止されスリーブオーバーの継ぎに変わりました。カーボン素材優勢の中にあって、強壮なグラス素材の竿として生き残ったんです。


でも、シェイクスピアの製品は、日本ではB級どころかC級ブランドとして酷評するブログ記事が目立ちます。


見た目の仕上げやデザイン、高級ブランド志向の強い日本では、まあ仕方がないことでしょう。


今時のグラファイト素材やグラスなど高級な竿に比べれば、ワンダーロッドは肉厚で重く、鈍重なロッドアクションですからね。


でもそれが欠点ではなく美点でもあるわけで、グラス素材の弾かないチップはガーボンには無い味わいですし、食い込みが良かったり、折れにくいですから、サケ釣りあたりの太糸と大きなルアーを使う大物狙いや、岸壁での投げ釣り、コイ釣りには真価を発揮してくれると思っています。


さてこの2本の竿にはコード番号が書かれています。




9フィートは  DGM これは7410、 74年10月製造.。


8.5フィートは DGD これは747、74年7月製造です。


つまりロングセラーのワンダーロッド最終期のモノで、デザインは1960年代そのままの竿ですね。


このSS603は、実は、1967年から製造が始まったモデルなんです。


シェイクスピアのオールド物は竿もリールもこのアルファベットのコードが付いています。


これはデコーディングコードといわれ、アルファベットの文字に数字が割り当てられています。


A=0,B=9、C=8、D=7、E=6、F=5、G=4、H=3、I=2、J=1、K=12,L=11、M=10

(ちょっとした豆知識ですね。)


さて実釣りですが、9フィートはちょっと持ち重りしてスローな感じ、8.5フィートは持ち重りしませんし、シャープな感じでした。


ふと金属ジョイントを見比べると、9フィートと8.5フィート、どちらも同じモノです。



つまり、8.5バット+9トップ、9バット+8.5トップ、でも使えるんです。


8.5バット+9トップは極僅かにスローアクション、9バット+8.5トップは8.5ノーマルとほぼ同じ。


2本で4通り使えます。


8.5バット+9トップ、9バット+8.5トップ はどちらも全長が8.75フィートで揃います。サケ類とかソイ・アイナメをルアーで狙ったり、・・・・


あと、ちょい投げ釣りでカレイやカジカ、コイなどを2本セットで置き竿・・・しかも1950~60年代の超オールドスピニングリールを乗せて!!!。




オールド好きの僕にとっては、想像するだけでドキドキします。


ポンコチ竿とポンコチリールでも、そこに魚が居て、時合いがあって、適切にリグやルアーをプレゼントすれば、道具の新旧に関係なく釣れるのが魚釣りですから。


僕の住む所に居る魚が釣れればそれで良いのです。


僕はこういう歴史を持ったシェイクスピア・ワンダーロッドを卑下すること無く、

リスペクトして使っていきたいと思っています。
(ABUアトランティックのスピニングはなかなか手に入りませんしね。)


最近のシェイクスピアは米国の大企業の傘下となっていますが、英国、米国、豪州など、それぞれでご当地向けのロッドを販売していて、実に堅実な好印象を持ちます。


ただし自社製造ではなく中国製になっているようです。


英国シェイクスピアではコースフィッシングロッドやフライロッドが、なかなかにクラシカルで良いデザイン。投げ竿もあります。


実は、僕のサケ釣りに使うダブルハンドフライロッドも英国シェイクスピアの近年モデルでした。




そういえば、ワンダーロッド直系の後継、1980年代のアグリースティック、米国製8フィートのスピニングロッドが、あそこの某釣具店に、売れずに埃にまみれていたことを思い出しましたよ。



最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
フリーエリア
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる